映画『好きになるその瞬間を。~告白実行委員会~』 第2弾本予告より画像引用 (当ブログの画像引用について) ©HoneyWorksMovie |
中高生向けの作品ですからね。自分向けじゃないのはわかってるんですけど・・・予告編みたら楽曲が割と良い感じで、なんか1作目より好きかもって(笑)
映画『好きになるその瞬間を。~告白実行委員会~』第2弾本予告
それに前作のラストを見たらやっぱ気になるじゃないですか〜。前作でつらい終わり方だった綾瀬恋雪くんには幸せになってもらいたい訳で・・・。
そしたら、えぇぇ〜マジで〜?って感じで(笑)ある意味でびっくりしたラスト。原作とか全然読んでないので結構ビビリました。個人的には1作目よりも楽しめましたけど、アニオタが見ると仰け反る作品ですのでご注意ください。
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※以下ネタバレがあるレビューですのでご注意ください!
もう一つのストーリー
内容的には、1作目の続編というよりも、1作目を別角度から見たもう一つのストーリーという構成でしたね。観る前は続編かと思ってたので、冒頭が中学時代だって気がつかなくて混乱してしまいました。
自分は1作目を見ただけで原作とかは未見なんですが、ストーリーの超速攻展開にはかなりビビりましたね。特に前半のほうね。主人公の雛と恋雪先輩が中学時代に出会うシーンからの3年間を『63分』でまとめるんですからね。
出会いのシーンが中学時代だってことに気づかず少し混乱してしまった。 顔とかあまり変わってないからかな? 第2弾本予告より/©HoneyWorksMovie |
まあダイジェストっぽさってのはあるんですけど、一瞬入るイメージシーンとかエンディング映像とかで補完してくれるので、理解には特に問題なかったですね。1作目もそうだったけどこの作品独特の構成ですね。
恋雪先輩の物語かと思ってたら・・・
しかし、今回恋雪くんのリベンジというか幸せシーンが見られるのかと思ってたのですが・・・まさかこう来るとはね。予告編にあった告白シーンがあっさり終わっちゃうのって1作目もそうだったけどね、今回もまたコロッと騙されてしまいました(笑)
でも冷静に考えてみれば、虎太朗と雛の物語だよね、やっぱり。女子高生的には当然『虎太朗』って感じですよね。
自分は勘違いしてたけど虎太朗と雛の物語だった(笑) 第2弾本予告より/©HoneyWorksMovie |
自分は第2弾本予告しか見てなかったので、雛と恋雪先輩のお話と勝手に勘違いしちゃったんですよね。でも第3弾本予告をみると、思いっきり虎太朗の物語だもんね。これ見ると当然の結末に見えますね。
でも本編を見てるときは結構ショックというか、恋雪くんは虎太朗に散々バカにされてて可哀想・・・って思ってたので、すっかり恋雪くんを応援する気分になってたんですよね。
恋雪先輩、可哀想すぎ・・・
大体、あんなキツイ失恋した直後に雛の告白をちゃんと受け止められないのもムリないよね。あの状況での対応としては恋雪くんの最大限の優しさだよね。チャラい人なら遊びで雛に乗り換えちゃうかもしれないけど。
だから、その後の虎太朗に文句言われるシーンは『そんなぁ〜』って感じでちょっとショックでしたね。結局スポーツマンのイケメン男子が勝利か・・・って(笑)まあ虎太朗もいろいろ思い悩んでたからね、雛を取られちゃったら可哀想だけどね。幼稚園時代から意識してたわけだし。
『帰るぞ・・・』って自分は一生言わなそうなマッチョなセリフ 虎太朗カッコよすぎだけど、ちょっと複雑な気分。 第3弾本予告より/©HoneyWorksMovie |
こんな風に恋愛の激しいすれ違いってのがこのシリーズの面白いところですけどね。でも結局、虎太朗は恋雪くんのことを認めることはなかったのかな。
まあ恋雪くんも、イメチェンしてモテモテになってたしね。彼女なんか簡単にできるだろうけど、彼ってすっごい引きずりそうだよね。変にマジメだから簡単に彼女とか作らなそうだし。そういう人って損だよね。
なんか後になって、雛の本気の気持ちを知った後にすっごい後悔してそう・・・それで虎太朗と付き合ってる姿みてドンヨリしたり(笑)恋雪くんの幸せを願わずにはいられないですね。
すっきりできたエピローグ
まあ、そうは言ってもエンディング後のエピローグはよかったですね。正直言って微妙な気分でエンディングに突入してしまったので(笑)、雛の笑顔というか幸せエンドでよかったなと。
このエピローグのおかげでスッキリした気分で終われて良かった。 第3弾本予告より/©HoneyWorksMovie |
そういえばWデートの映画チケット、思いっきり『心が叫びたがってるんだ。』のチケットでしたね。あのシーンは結構笑い声がきこえました。配給のアニプレックス繋がりですかね。プロデューサーが同じ斎藤俊輔さんという方みたいで。タイトル絵も似てるよね。
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エンディングは乃木坂46参加の曲で結構よかったけど、1作目同様にEDの映像がストーリー補完になってるので見逃せないんですよね。おかげでスタッフロールを見られないのが残念かも。
手書きのラブレターってアリ?
あと、ちょっと気になったのはラブレターのシーン。今時LINEとかメールじゃなくて手紙ってリアリティ的にどうなんですかね?
自分は現役の高校生から離れちゃってるのでわからないけど『え、手書き?』って思っちゃいました。それって大人だから逆にそういう固定観念で見ちゃうんですかね。
今時のラブレターはLINEかメールかと思ってたので 手書きのシーンでちょっとびっくりした。 第2弾本予告より/©HoneyWorksMovie |
でもアドレス交換とかしてない人の場合は送れないわけで、本気のラブレターの場合は意外と手紙とかあるのかなぁ?それとも実際の高校生は『これはないわ〜』って思ってるのかな?って気になって見てました。
ちょっと気になるチャラ男のシバケン
あと、ちょっと良いなぁと思ったのが虎太朗たち三人組の一人、チャラ男の柴崎 健(シバケン)ですね。なんかチャラ男だけど憎めないっていう感じで。wikipediaとか見たら彼もハンバーガーショップの一件をきっかけでアリサを意識するみたいで・・・なるほどね。あの一件は結構印象的でしたよね。
性格もバラバラなこの三人がいまでも親友なのも不思議 第2弾本予告より/©HoneyWorksMovie |
だいたい虎太朗の三人組ってあんなに性格違うのに良くつるんでられるよね。そういえば、真面目クンの山本幸大もなんか夏樹を意識してるようなシーン(かな?)もあったし・・・なんだかワクワクしてきますね。
アニメファン向けではないけど
まあいろいろ書いちゃいましたけど、結果的にはなかなか楽しんじゃいました。1作目がイケメン度が高すぎてちょっと引くところもありましたが、本作は男子でも普通に楽しめるかも。
楽曲がバンバン入る構成も1作目では珍しかったですが、『君の名は。』の影響もあって十分受け入れられてる感じですね。深夜アニメで言う所のキャラクターソングが本編で使われるような感じですかね。
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63分の映画で6曲ってやっぱりすごいなと思いますが、新海さんの作品のようなPV的な演出とは違う感じですね。やっぱりキャラクターソング的というか独特の演出だと思いました。
セリフと歌詞が重なるのも全然気にならないタイプなので、気にならずに楽しめました。映画館の音質も良くて歌声をシャープに聞かせてくれて、普段イヤホンで聴いている人も映画館で見る意味があると思いますね。
とは言っても目の肥えたアニメファン向けの作品ではないのは確かなわけで、細かいこといえば、作画が・・・とか色々言われちゃいそうだけど。まあそういう作品じゃないって分かってみるならOKですかね。
この作品はTVシリーズでやればエビソードも細かく描けて良いと思うんですけどね。深夜アニメだとあんまり女子高生とか見なそうだし、イベント的な映画でやるのはそういう理由があるんでしょうか。
3作目があるかどうかはわかりませんが、やったらまた見ちゃうかな・・・他のキャラの恋の行く末も気になるところだし。
原作・音楽:HoneyWorks
監督:柳沢テツヤ/脚本:成田良美
キャラクターデザイン・総作画監督:藤井まき
色彩設計:小島真喜子/音響監督:長崎行男
プロデューサー:斎藤俊輔
アニメーション制作:Qualia Animation
公式サイト:http://www.honeyworks-movie.jp/2nd/movie/
「好きになるその瞬間を。」見に行きました。映像、音楽、ストーリー共に最高でぜひみんなには見てほしい作品です。続編楽しみにしています。
返信削除コメントありがとうございます!映画館もかなり人が来てたので人気あるなと実感しました。自分も続編やったらやっぱり見に行ってしまうと思います。ブログ読んでいただきありがとうございました。
削除返信ありがとうございます。映画館は女性ばっかりだろうと不安でしたが男性も結構いて安心しました。雛ちゃん大好きで彼女のパンダ��のパンツが見えるシーン目当てで映画を見たのですが実際に見ることができた人は恋雪だけで非常にショックでした(笑)恋雪が羨ましすぎる!雛ちゃんはストラップもパンダ��にしてるからパンダが大好きで下着もパンダなんでしょうね、でも中学生でパンダ��は子供っぽ過ぎる気がしますがそこも可愛くていいと思います。高校に進学したら履かなくなったんでしょうか(笑)(因みに雛役の麻倉ももさんの好きな動物はパンダです)劇中の手紙は麻倉もも自身が書いてるのを知って驚きました。映画を機に麻倉もものことが一層好きになりました。角川つばさ文庫では児童向けですが本人たちの気持ちも交えている小説も出ているので是非読んでください。雛、恋雪、虎太郎の運命が非常に気になって続きが待ちきれません!!
削除いえ、こちらこそコメントありがとうございます!自分が見たときも結構男性いましたね。あえて後ろの端っこのほうの席を取りましたが、自分と同じように一人で来てるひとも結構いました。
削除パンツのシーンはさすがに女性ファンが引かないように配慮されていたんですかね(笑)麻倉ももさんがパンダ好きなのは知りませんでした。小説の事も教えてくださりありがとうございます。続編では恋雪くんもちゃんと幸せになるシーンを見たいなぁと思ってます。
なるほど、何十人の観客にパンツ見られるのも雛ちゃんにとってはとても恥ずかしいことですからね。雛の気持ちに気付かない恋雪、虎太郎の気持ちに気付かない雛。気持ちのすれ違いが双方の恋愛の壁になってるんでしょうね。
返信削除坂戸孝允(真)さま、コメントありがとうございます!
削除『何十人の観客』って、その視点はなかったです(笑)すれ違いがこの作品の一つのテーマでしたね。まあ雛はちょっと気づいていたっぽいですが。ブログ読んでいただきありがとうございます!
「君の名は。」の三葉は1500人の観客にパンツを見られたというのがニュースサイト「ハッカドール」であったのでそれを思い出して書きました。もしそんな人数に見られたら雛ちゃん泣きそうですね。
削除なるほど!今日ちょうどIMAX版で見てきたところでした(笑)
削除前知識もなく、目当ての別の作品の幕間に観たのですが、観終わった後売店にあった前作「ずっと前から好きでした。」のブルーレイを購入するほどには楽しめましたし週替わりの来場者特典を名目に毎週観に行っています。
返信削除いい年齢したオッサンが、と思わないこともないのですが、女性に囲まれながら身を縮めて観た「聲の形」よりは席がすいていて気が楽ですし、何よりお歳を召した男性・女性もちらほら。私のいる地方だけなのだろうか。
音楽が物語と不可分な関係にある本作、思い立って音響に力を入れていると宣伝していた別の映画館で観てみたら音の伸び、特にエンディングテーマの低音の伸びが素晴らしく、「ガールズ & パンツァー劇場版」以来感じている映画における音響の重要性を改めて認識させられました。
K.ONOさん、コメントありがとうございます!前知識なしでそこまでハマれるのはすごいですね。私は公開直後に見たので圧倒的に中高生が多かったですが、後になって年齢層があがってきたのですかね。
削除自分が見た映画館の音質も割と良かったのですが、この作品は特に音響が大事ですよね。この作品の音楽の使い方は独特ですが、そこが今の若い世代に素直に受け入れられているのかなと思います。新しいアニメ映画のスタイルとして定着していくような気がしますね。読んでいただきありがとうございました!
コメントありがとうございます。事情があってなかなかネットに立ち寄れなかったので今になって読む事が出来ました。申し訳ございません。
削除冬の終わるころ東京に行く用事があり時間が空いたのでロケ地としてエンディングに記された場所を巡ってみました。あくまで外から眺めるに留めましたが、中学、高校、公園、駅周辺、映画を思い起こさせる風景でした。雛と美桜が語らう吉田図書館が実在していたとは。もちろんまんまではなくハンバーガーショップやラストの駅前など微妙に変わっているところもありますが、それは何かの機会に行く事があった際に確かめてみてください、と言うのみにします。「聖地巡礼」というにはのんびりした春近き小旅行でした。
K.ONOさん、とんでもありません。こちらこそ再訪いただきありがとうございます!聖地巡礼とまではいかなくても、旅の目的の一つとして楽しめそうですね。自分は関東住まいの割に東京のスポットはあまり行ってなくて・・・いつでもいけると思うと結構逃しちゃいますね。でもアニメで見た景色や建物を発見すると感慨深いですよね。知らない人には何でもない風景でも楽しめるようになるのが良いところですよね。
削除映画の入場特典が週替わりなのも目玉ですね。今月の2日にはアルバムの第4弾も出るので楽しみです。映画のDVDがいつ発売されるか楽しみでなりません。僕はキャラでは雛ちゃんが好きですがkatoさんが好きになったキャラクターを教えてください。
返信削除坂戸孝允(真)さん、コメントありがとうございます!返信遅くなってごめんなさい。すごいロングラン上映でしたよね(これから上映が始まる所も結構ありますが)
削除好きなキャラですが雛ちゃんももちろん良いですよね、個人的には3年の合田美桜ちゃんが好きですね。男子キャラだと瀬戸口 優くんですかね。すごく感情移入できます。恋雪くんは最初はあまり関心無かったんですが、あんまり不遇なので同情してます(笑)
原作は読んでなくてアニメだけなのでキャラの深いところまでは理解できてないかもなんですが・・・どのキャラにもいろんなストーリーがあるみたいで良いですよね。
なるほど美桜は控えめ、優は完璧超人な感じが魅力ですね。細かいキャラの話は原作の小説を読めば分かると思います。映画のDVDも6月21日に出て告白実行委員会のテレビスペシャル、スマートフォンアプリゲーム化決定とますます好調なので楽しみです。自分はBDの完全生産限定盤を購入します。今後ハニーワークスがますますパワーアップするのが楽しみです。
返信削除坂戸孝允(真)さん、コメントありがとうございます。TVアニメでも放映されるんですね。どういうエピソードが公開されるのかすごく楽しみですね!
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