2016年1月10日日曜日

傷物語 Ⅰ 鉄血篇 感想 :劇場作品としての気合を感じた!

 傷物語 Ⅰ 『鉄血篇』を映画館で見てきました。『化物語』の前日譚として、3部作の第1部なわけですが、たしかに面白い・・・面白いけど・・・欲求不満じゃ〜(笑)第2部が夏公開と聞いて気が遠くなりました・・・でも間違いなく面白いので絶対見に行きますけどね。

傷物語Ⅰ 鉄血篇/本予告 aniplex(公式配信)
2作目を見に行った感想も書きました。
傷物語 Ⅱ 熱血篇の感想:羽川さんの魅力をこれでもか!てくらい詰め込んだ映画で感謝しかない - アニメとスピーカーと
※核心に迫るネタバレはないレビューですが未見の方はご注意ください。

シネスコを生かしたすばらしい映像


 まず一番の印象は、全編シネマスコープサイズ(横長画面)を生かした映像。スクリーンでみるとすっごくキレイです。

 アニメは劇場版でもほとんどビスタサイズですが、シネスコサイズを前提に、大胆な構図を積極的に使っていて素晴らしいですね。広角な開放感のある構図はもちろん、アップで羽川翼の髪がたなびくシーンなんてもう最高でしたよ。もう、この姿を見れただけで元取れちゃったなぁ・・・って感じ。

アップ映像が視野いっぱいに広がっても間延び感を感じない
公開告知CM(羽川翼編)より
(C)西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
当ブログの画像引用について

 TV作品を大画面で見ると若干の違和感というか間延び感が出ることがありますが、そういう違和感も全然感じません。ただ、大きな劇場の場合は少し後方気味の席の方が構図を楽しめていいと思いましたね。本当に大スクリーンで最大限楽しめるように作られていると思います。

TVシリーズとは違う演出


 また、演出がTVシリーズとはずいぶん違うのも印象的でしたね。化物語で特徴的だったテキストが高速で切り替わるような演出はあまりなく、テキストはむしろ読ませるような演出でした。

 あの演出はやっぱりTVの方が向いてるんでしょうかね。録画なら止めて読めるし。ちなみに『黒齣』のかわりに『noir』みたいにフランス語が使われていて、それも印象が変わる原因でしたね。

 どちらが優れているとは言えませんが、テレビとは違うってことを強く印象付けられました。

よく動く映像と、じっくりした展開


  TVシリーズの『化物語』も動かないわけじゃないですが、傷物語は動きのダイナミックさが格段に素晴らしいですね。忍野メメの登場シーンなんてものすごいスピード感で、シネスコの大画面を縦横無尽に動いている感じですごい迫力でした。これもやっぱり映画を意識しているのかなと思いました。

大スクリーンに映える驚くほどスピード感のある映像
Ⅰ 鉄血篇 公開中CMより
(C)西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト

 それに対してストーリー展開は、30分番組という枠にとらわれないせいか、区切りをつけずにじっくり展開していきますね。TVシリーズのメリハリのついた感覚で見ると、ちょっとゆったりした感じもします。これも映画ならではですよね。冒頭の意味不明なシーンが中盤でスッと回収される構成は気持ちよかったです。

 どんどん盛り上がってきて、おお、いよいよ・・・!という所で終わるので・・・うぉー早く見たい!って感じになりましたけどね。


実は・・・まだ


 あ、ここまで書いてきてなんですが・・・自分はまだ『化物語』しか見てません。(原作小説もよんでいません)偉そうなこと書いてごめんなさい(笑)

 『物語シリーズ』のアニメ化は2009年からなので、『涼宮ハルヒの憂鬱』と同じく自分の中で見逃している時代なんですよね。ハルヒの方は先日鑑賞していたく感動しました。
【参考】2015年に『涼宮ハルヒの憂鬱』を初めて見た感想:まさかここまで面白いとは!

 深夜アニメの代名詞的存在として、ハルヒに並んで有名な『化物語』。ちょっとアニメの事を知っている人なら、知らない人はいない有名作品ですよね。

 自分は自己紹介の通り、魔法少女まどか☆マギカ以降に深夜アニメを見始めたので『化物語』をはじめとする物語シリーズは未見だったんですよね・・・でも、まどマギと同じシャフト・新房監督作品ですから、当然ながらすっごい興味がありました。

『傷物語』はエピソード1


 でも気付いた時には、すごい量のシリーズ化がされているじゃないですか・・・それに順番がヒッジョーにわかりにくい。ラノベ系は総じてその傾向はありますが、ハルヒにくらべても分かりにくい・・・。
『『化物語』『偽物語』『猫物語(黒)』「セカンドシーズン」『憑物語』『終物語』『暦物語』はテレビ放送およびインターネット配信された。『傷物語』は三部作の劇場アニメ化として、〈I 鉄血篇〉が公開された。』Wikipediaより

 でも本作『傷物語』の映画公開がきっかけで、ようやく見ることができました。映画公開が後押ししてくれたわけでありがたいですね。

 できれば全部見た方がいいのかな?とおもったのですが、時間的に第1作の『化物語』(15話)のみ鑑賞。そしたら『傷物語』は『化物語』の前日譚なので、とりあえず化物語のみでOKだったみたいですね。よかった。

 実際、化物語のみの鑑賞でも十分楽しめました。『化物語』未見でも理解できますけど、当然見た方が楽しめますよね。スターウォーズEP1みたいな感じですかね。

早く2部が見たい!


 TVシリーズにせずに劇場版としたのは、昨今の映画化ブームの流れもあるのかもしれません。でも単にTVシリーズの映画化という枠を超えて、映画ならではの作りになっていると感じました。

 夏の2部公開が待ち遠しいですが、残りの物語シリーズを鑑賞して待ってます!これは未見者の特権ですね!

※そういえば、劇中で出てきた芳賀書店のパロディ・・・今時わかる人いるんだろうか?と思ってしまった。そもそもアダルト本自体いまは買わないもんね。スマホにしちゃったらストーリーが変わっちゃうし・・・ちょっと時代を感じました。

2作目を見に行った感想です。
傷物語 Ⅱ 熱血篇の感想:羽川さんの魅力をこれでもか!てくらい詰め込んだ映画で感謝しかない - アニメとスピーカーと


「傷物語」公式サイト 

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2 件のコメント:

  1. Hidebow-Rainbo-Frawbow2018年3月25日 0:32

    katoさん、こんばんは!先日のお返事ありがとうございました。


    今日は、3月24日。朝目を覚ましてから、あるアイデアが閃きました。明日は3月25日......『傷物語』の春休みが始まった日なのです。今年の3月25日近辺から、一年
    強の時間をかけて、各エピソードの日にちに合わせ、『物語』シリーズを追体験したらどうだろうかと...(笑)そんなバカげた事を考え、本日実行に移しましたよ。

    ということで、早朝から、レンタル店に行き、『傷物語Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ』(3月25日~4月7日)と『暦物語・上巻』(こよみストーン・4月11日~)借りてきました。

    夕刻に、Ⅰ(鉄血篇)、先ほどまでⅡ(熱血篇)を鑑賞しました・

    『鉄血篇』は、OPの音楽が、黒沢映画の時代劇を彷彿させました。何が起こるのだろう!というわくわくした「期待感」を持ちました。アクションシーンは、katoさがおっしゃる通り、シネスコ画面狭しと、キャラが動き回っておりましたね。それに重なる背景の美しさ、動きの繊細さは、劇場の大画面にきっと映えるのでしょうね~ェ!(パソコン画面ではなく、最低でもTV画面32以上で、見たいものです......笑)

    katoさんが、書かれたように、画面の転換にフランス語がつかわれていました。ちょっとおしゃれでした。この映画の雰囲気は、昔多感な時期に、私が見た古いフランスの恋愛映画ようでした。『鉄血篇』は阿良々木くんとキスショットとの、『熱血篇』は阿良々木くんと羽川さんとのラブストーリーみたいな描き方をしていたのかな?というのが、私の素直な感想です。劇中のBGMも美しく甘いフランス風でしたよね。

    『鉄血篇』では、キャラデザも、フランスぽいような感じしませんでしたか?私は、幼女の姿で再生したキスショットの(前髪短め、かわいい衣装の)絵が、お気に入りです。とてもキュートです!『三ツ星カラーズ』のさっちゃんをヨーロッパ風にしてみたらのような雰囲気があります。


    私も『物語』シリーズの原作を読んでませんし、放送当時は、たまたま時間があった時に、チョコチョコと「つまみ食い」をしていただけなので、最初は詳しいことは分からずじまいでした。2017年の5月ごろ、『猫物語(黒)』を皮切りに、放送順に見始め、今年2月中旬までに、(物語の時系列順で鑑賞の)四巡目、(放送順で鑑賞の)五巡目(途中)と大変気に入っております。

    あす(25日)、否、今日になっておりました(笑)......は、いよいよ『冷血篇』を鑑賞予定です。たのしみです。また、遊びにきます。ありがとうございました。

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    1. Hidebow-Rainbo-Frawbow さん、コメントありがとうございます!おもしろい事を考えますね(笑)でも気付いてしまったらやりたくなる気持ちもわかります。

      自分は物語シリーズの初見は、たしか猫物語(白)だったかな?タイトルは当然知っていましたが、どうせなら最初から見たいなぁと序盤でお蔵入りさせちゃったんですよね。だから見るのは結構遅くなってからでした。その当時から羽川さんのキャラに魅力を感じていた気がしますね。

      おっしゃるとおり、鉄血編からの傷物語はTVシリーズとはキャラデザインもちょっと違う感じですよね。TVシリーズになれた目には最初ちょっと違和感もありましたが、見慣れるとこれはこれで良いものでした。

      このフランス風の演出も最初は違和感を感じたのですが、冷血編まで見終わった後は『素晴らしい!』という気持ちになりました。アンニュイな心地よさというか、他では得難い快感を感じる作品で、自分を含めて好きな人には猛烈にクセになる作品でしたね。

      鉄血編を見た当時は、正直『ここで終わりか!』って我慢できない感じでしたが(笑)今だとすぐに見られる楽しさがありますね。あまり間を空けずに見る良さはあると思いますね。(熱血篇も良いところで終わりましたが、本編も充実してたので何度も見に行ってしまいましたけど)

      それにしても季節に合わせてみるっていうのも面白いですね。個人的には『偽物語』が傷物語と並んで好きな作品なので見直したくなりました!読んでいただきありがとうございました。

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