今年も年末恒例、2015年深夜アニメのオープニング ランキングです!まあ恒例といっても2回目ですけどね。アニメのオープニングって本当にいいですよね!楽曲と動画、そしてクレジット表記のコラボレーション。独立した映像作品としても独特の面白さがあります。素晴らしい神OPは本編以上にリピートしてしまいます。
【関連】2014年 アニメオープニング ランキング BEST 72 全コメント付 - アニメとスピーカーと
2015年は『120作品』のOPをチェックできました。昨年は力技で『72作品』すべてに点数とコメントをつけましたが今年は断念 ・・・。便宜上チェック時に全て点数をつけましたが、ここにあげた作品はどれも猛烈リピートした傑作ばかり。ランキングとはいえ、甲乙つけがたくほとんど差はありません!
ちなみに点数の根拠は『自分の感動度』です(笑)なお、あくまでOP作品の評価なので本編の評価とは一致しませんのでご了承ください。
今年、何度もリピートした傑作アニメオープニング ベスト10です!
【目次】作品リスト(リンク付)
2015年 (個人的)アニメオープニング ランキング BEST 10
第1位(同率) 『ユリ熊嵐』
楽曲シンクロ・配色・動き、すべてにおいて最高 何度リピートしたかわからない (C)2015 イクニゴマモナカ/ユリクマニクル (当ブログの画像引用について) |
(楽曲:10 映像:10 演出:10)
<視聴コメント>
信じられないような斬新なタイトルの出し方に度肝を抜かれ、唖然とする間もなくハスキーボイスのヒップホップ調の楽曲に一気に心を奪われる。楽曲だけでも超絶的にすばらしいのに、映像とのシンクロもこれまた想像を絶した芸の細かさ。単に同期するだけでなく、積極的にリズムを表現するような手法には感動。
配色もすばらしく美しいパターン表現には目を見張ります。後半のキャラクターの動きもとにかく素晴らしい。あまりの気持ち良さにトランス状態に入ってしまいました。これぞ映像と楽曲のコラボレーション。冗談じゃなく本当に感動して涙が止まらなくなった傑作。
【関連】ユリ熊嵐のオープニングはここがすごい!:ユリ熊嵐OP感想放映期間:2015 冬期
楽曲:『あの森で待ってる』 ボンジュール鈴木(作詞 作曲 歌)
オープニングスタッフ :コンテ:相澤伽月/演出:古川知宏/作画監督:住本悦子/色彩設計:木村聡子
公式ページ:http://yurikuma.jp
制作会社:SILVER LINK.
第1位(同率) 『響け!ユーフォニアム』
輝くような映像とすばらしい動き 非の打ち所のない傑作OP ©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会 |
(楽曲:10 映像:10 演出:10)
<視聴コメント>
初見での印象はわりと普通だったけど・・・どんどん良くなってくる不思議!輝くような映像の美しさはいうまでもなく最高。クレジットテロップは凡庸なフォントにもかかわらずタイミング・レイアウトが本当によく考えられている。スタッフの見せ方もうまくて名物スタッフはキレイな単独表記でグッときてしまう。ファンの気持ちを良くわかってる。
アバンからのイントロ食い込みが良い味出してて、キャラ紹介の動きは本当に魅力的。さりげなくキャラ名を音符で表記しているのも楽しい。サビの指揮カットの差し込み方、一瞬遅れての楽曲クレジットのタイミングも素晴らしく盛り上げ効果を高めている。楽曲の躍動感にバッチリシンクロした映像、手抜きのない動き・・・どれを取っても非の打ち所がない。とにかく『さすが!』の一言。
放映期間:2015 春期
楽曲:「DREAM SOLISTER」 歌 TRUE
オープニングスタッフ:絵コンテ・演出:石原立也/作画監督:池田晶子/楽器作監:髙橋博行
公式ページ:http://tv.anime-eupho.com
制作会社:京都アニメーション
©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
第3位(同率) 『乱歩奇譚 Game of Laplace』
強烈な熱量の楽曲を生かした独特のOP すごい緊張感でのめり込むように見入ってしまう © 乱歩奇譚倶楽部 |
(楽曲:10 映像:9 演出:10)
<視聴コメント>
強いエフェクト・強烈な印象の歌詞の大書き。非常に個性的で、独特の雰囲気のOPだと思ったらアニメーション作家の白石慶子さんが主として映像制作に関わった作品。
開始30秒間スタッフクレジットが出ないなどセオリーにとらわれない構成。緊張感のある導入部で一気に集中させる。amazarashiの歌う『スピードと摩擦』は東北の空気を凝縮したような、ものすごい熱量の楽曲。
その力強さを最大限表現したアニメOPとしては異例とも言える作り。キャラを魅力的に紹介するOPセオリーからはすこし外れるが、難解な雰囲気が本編とシンクロして本編への期待を膨らませているのだから本作にはぴったりの手法。楽曲の素晴らしさもあり何度もリピート視聴してしまった。楽曲PVとしても優秀。
【関連】乱歩奇譚 Game of Laplace OP/EDの感想、そして男の娘とamazarashiと白石慶子さんについて放映期間:2015 夏期
楽曲:『スピードと摩擦』amazarashi
オープニングスタッフ: 絵コンテ・演出:岸誠二/OP映像:白石慶子/プロップデザイン:廣瀬智仁/作画監督:森田和明・山形孝二・廣瀬智仁
公式ページ:http://www.rampokitan.com
制作会社:Lerche
第3位(同率) 『GATCHAMAN CROWDS insight』(ガッチャマン クラウズ インサイト)
感動的なほどカッコイイ! 驚くような技巧をこらした極めて作品性の高いOP (C)タツノコプロ/ガッチャマン クラウズ インサイト製作委員会 |
(楽曲:9 映像:10 演出:10)
<視聴コメント>
神風動画制作の技巧をこらした見所満載のOP作品。独創的で高い技術力で知られる神風動画らしく細かいところまで『これでもか!』と手がかけられている。
素早いカット割りとノイズ風アニメが効果的に使われ、ノリの良い楽曲とのシンクロはバッチリ。そして、特筆すべきは実写映像とのコラボ。実写とアニメの組み合わせがこれほど自然かつ効果的につかわれた作品を知らない。どうしてこんな構成を思いつくのか、根本的な発想の違いを感じますね。
複雑な映像とシンプルな配色、激しい動きと止め絵、映像のバランスが本当に効果的。補色を積極的に使った明るい配色もとても気持ちが良い。感動的なほどカッコイイ作品。
【関連】ガッチャマンクラウズ insight 感想:4つの素晴らしさ!放映期間:2015 夏期
楽曲:「insight」WHITE ASH(歌)
オープニングスタッフ:(神風動画)OP監督:吉邉尚希/絵コンテ演出:仲道える沙/作画監督:高橋裕一
公式ページ:http://www.ntv.co.jp/GC_insight/
制作会社:タツノコプロ
第3位(同率) 『ルパン三世 PART IV』
これぞ21世紀のルパン三世 こだわりぬいた制作陣の意気込みが伝わる傑作OP ©TM/ 原作 : モンキー・パンチ |
(楽曲:9 映像:10 演出:10)
<視聴コメント>
各所で話題になった傑作OP。初見で『これはすごい!』と分かるカッコよさ。フィルムをモチーフにした枠から飛び出る構成、チープな3Dの車を脱ぎ捨てるシーン、どれも製作陣の心意気を強く感じて、見た瞬間に目頭が熱くなった。これぞ最新のアニメーション。
アナログには難しい大胆な動きはもちろん、美術・配色も細部までこだわりを感じられる。40代にはカッコイイと同時に感動してしまう。よくぞここまで作り込んでくれた。日本アニメがここまで到達したという金字塔のような作品。
放映期間:2015 冬期
楽曲:「THEME FROM LUPIN III 2015」大野雄二 / You & Explosion Band
オープニングスタッフ:絵コンテ・演出・作監:横堀久雄/ディレクション:山下敏幸/色指定:山下智子/美術:山子泰弘
公式ページ:http://lupin-new-season.jp
制作会社:テレコム・アニメーションフィルム
第3位 (同率) 『Charlotte』(シャーロット)
この一連のシーンは神がかった素晴らしさ 演出の『塩月小鳥』氏とは何者なのか・・・ (C)Visual Art's/Key/Charlotte Project |
(楽曲:9 映像:10 演出:10)
<視聴コメント>
小気味良いタイトル導入から一見ありふれた構成かな?と思いきや、サビ前の一連のシーンは強烈な印象で度肝を抜かれる。メトロノームのように楽曲リズムとシンクロし、吸い込まれるような気持ち良さ。このシーンはとにかく素晴らしく何度見ても飽きない。
次々と変わっていく映像、陰と陽が差し変わるようなカットの入れ方など神ががっていて感動的としか言いようがない。手の込んだエフェクト処理で、見れば見るほどのめり込んでしまう。クレジット表記も細かな工夫があり効果的に使われている。楽曲の良さと映像のすばらしさでとにかくクセになるOP作品。
これほどのOP作品を作った『塩月小鳥』氏は参加作品が極端に少なく、大物スタッフの別名というウワサも・・・。
放映期間:2015 夏期
楽曲:「Bravely You」麻枝准(作詞作曲)Lia(歌)
オープニングスタッフ:コンテ演出:塩月小鳥/作画監督:関口可奈味・杉光登
公式ページ:http://charlotte-anime.jp
制作会社:P.A.WORKS
第6位(同率) 『対魔導学園35試験小隊』
楽曲と合わせてクセになる気持ちよさ シンプルなようで芸の細かい映像 © 2015 柳実冬貴・切符/KADOKAWA/対魔導学園35製作委員会 |
(楽曲:9 映像:9 演出:10)
<視聴コメント>
ピアノイントロからのタイトル導入は感傷を誘う美しさ。楽曲は素晴らしくアイドル調のユニゾンがとても気持ちが良くてクセになる。映像とのシンクロも申し分ない。後半の大胆な動きも素晴らしく、剣で切り裂くシーンはクレジットのタイミングと合わせてシビレた。
そして特筆すべきは、このすばらしい配色。パステル調の明るい配色で独特の雰囲気をつくっている。そこへクレジット表記の赤色が差し色になり素晴らしい効果。クレジットは大胆にアニメーションと一体化させ、動きに変化を持たせて、わずかに滲みを付けるなど芸が細かい。映像とクレジットを一体化させることに成功している。とにかく気持ちの良い作品。
放映期間:2015 秋期
楽曲:「Embrace Blade」アフィリア・サーガ(歌)
オープニングスタッフ:コンテ演出:河村智之/総作監:川村幸祐/作監:大塚舞/色指定 検査:月野えりか
公式ページ:http://35shoutai.jp
制作会社:SILVER LINK.
第6位(同率) 『アイドルマスター シンデレラガールズ (1st Season)』
印象的な導入部から華やかなステージへ 楽曲の良さはもちろん、ファン以外にも受け入れられるOP (C) BNE/PROJECT CINDERELLA |
(楽曲:10 映像:9 演出:8)
<視聴コメント>
アイマス関係はド素人なので偉そうなこと言えないのですが、この楽曲はとてもいいですね!OP導入部のユニゾンとセピア映像が印象的で、差し色の使い方が本当に素敵です。時計のモチーフとあわせてタイトルへの流れが最高。ド素人の自分ですら感動させるのはすごい。
その後は全編カメラ撮影の形式で、余計なエフェクトを使わないリアリティのあるPV的な構成。いうまでもなくダンスの動きは素晴らしく、歌詞と映像のシンクロも期待を裏切らない。シンプルだけど歌と動きの魅力が目一杯詰まっていてミュージックビデオ的にリピートしてしまいます。
放映期間:2015 冬期
楽曲:「Star!!」CINDERELLA PROJECT[(歌)
オープニングスタッフ:絵コンテ:髙雄統子/演出:赤井俊文/作画監督:松尾祐輔
公式ページ:http://imas-cinderella.com
制作会社:A-1 Pictures
第9位 『艦隊これくしょん -艦これ-』
止め絵でも高い緊張感を演出 緩急をつけたスピード感のある爽快なOP作品 ©2014 「艦これ」連合艦隊司令部 |
(楽曲:9 映像:8 演出:9)
<視聴コメント>
鮮烈な印象の導入タイトル部、すばらしい躍動感の楽曲を生かした構成。多人数キャラクターの難しさをあえて止め絵を上手に使って克服。スピード感を損なわい絶妙なカットの差し込み方。動かないけど緊張感を維持しているのはすごい。
サビ直前の夕日と提督の影の差し込みは良い溜めで、サビの爽快感を盛り上げている。ラストの弓のシーンは楽曲とのシンクロが秀逸。クレジットのレイアウト・タイミングともに良好。ゲームもやったことないし、本編は色々議論はあったけどオープニングは感動しました。
放映期間:2015 冬期
楽曲:「海色」AKINO from bless4
オープニングスタッフ:絵コンテ演出:草川啓造/作画監督:井出直美・松本麻友子
公式ページ:http://kancolle-anime.jp
制作会社:ディオメディア
第10位 『該当なし』
10位以下も部分的に素晴らしい作品がたくさんあるのですが、上記ほどのリピート再生には至らず、同率が多すぎて選ぶのが大変困難なので今回は見送りました。ごめんなさい。(何様・・笑)
最後に・・・
勝手にランキングしてしまいゴメンなさい。でも紹介したOP作品は、どれも甲乙つけがたい素晴らしいものばかりです。何十回リピートしたかわかりません。制作者の皆様には絶賛しかありません!ありがとうございました。2016年も素晴らしい OP作品がたくさん作られるといいですね。楽しみです!
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